前回は「夫が海外転勤!!妻いよいよ行動(キャリア編)」をお送りしました。
退職し、職業訓練を無事卒業し、上海渡航まで1ヶ月。いよいよ上海移住に向け準備本番に。
目次
4歳児と1歳児、大阪市の保育園をもうじき退園
上海移住するなら、子供って保育園を渡航前に退園しないといけないな。
ここ数ヶ月、たまに4歳娘には上海に移住することをそれとな〜く伝えてました。
私:「保育園楽しい?」
娘:「うん!!〇〇ちゃんも大好きだし〜、○○君も大好きだし〜」
私:「でもね、パパが上海でひとりぼっちでお仕事頑張ってるんだよ。パパが寂しいって言ってるから、もうすぐ上海にみんなで行くんだよ。」
娘:「いいよ!上海行ってもいいよ!」
私:「でも上海行ったら、大好きなお友達や先生と毎日会えなくなっちゃうんだよ。いいの?」
娘:「うん。いいよ!」
何度聞いても、意外にあっさり「いいよ!」という娘。
4歳なので、大阪と上海は近所のスーパーくらいの距離やと思ってるらしい。
幼児がいる家庭におなじみのユーチューバー「おーちゃんまーちゃん」が「ハワイ」のプールで遊んでたら、気軽に「ハワイいこ。」というので、
大阪とハワイも上海もすぐ行けると思ってるらしい。
母としては、「絶対保育園いけなくなるの寂しいからいや!」と言われないだけ、救われます。
ただ正直、運動もひらがな練習も食育もしっかりしてくださる今の保育園を退園するのは、後ろ髪引かれまくりです。
保育園申請の時、フルタイム、当時父の遠距離介護、近くに両親がいない、旦那は他県へ単身赴任でワンオペ状態だったため、点数高めでやっと念願の保育園に入れて、母子ともに慣れてるのに。
という未練たらたらな思いを抱きながら、12月半ばで退園予定です。
園長にも何度か、いつか移住しますと伝えて、今回正式に退園することを伝えました。
悲しすぎる。
別れがあれば出会いもある。
「渡航前準備」で色んな別れをまず母子ともに経験していきます。
4歳児は、その子供の性格・個性に寄るとこが大きいと思いますが、うちの場合は、上海は「すぐ移動できる場所」という感覚で気軽に考えてるようで、退園は問題なさそうです。
3歳児を連れてカナダへ海外移住された方の記事。
1年後には英語発音が凄く良くなった。
でも日本語の絵本時間も大事かあ。
英語の発音が良くなるのは親としては嬉しいなあ。
絵本は日本語だけではなく、日本の素晴らしい文化や習慣も自然と学べるからな。私も大事だなって思います。
船便でバッチリ持って行こう。
1歳の息子は、私の顔をみるなり「ご飯!」か「オムツ変えて!」か「抱っこ!」なので、どこにいてもママが笑ってそばにいたらまだ大丈夫なのかな〜という感じです。
退園、転園で憂鬱で不安なのは、ママの私だけのようです。
海外の幼稚園・保育園てどんなのがあるの?
退園と決まれば、次は転園。
ああ。大変そう・・
でもググることからスタート。
いきなり上海をピンポイントで「木を見て森を見ず」ではいかんなと、まずはこの際、世界中の幼稚園・保育園事情を調べてみました。
【海外の保育園事情】雰囲気は?日本との違いは?7カ国の実例を紹介
私が今住んでいる大阪市内とある区でも一人約4万円くらい保育料かかってて、二人目預け出した今年4月からの「ゆうちょ」保育料金引き落とし金額見て高いよなあ・・・と正直感じてました。
共働き(DINKS)で世帯年収が上がるので、保育料も上がるのはしょうが無いのでしょうが。
小学校入園までは、必要経費と割り切ってきました。
でもアメリカ・フランス・中国などもっと高そうな国もあるんですね。
良い教育を受けさせるには、それなりの対価がかかるのは万国共通なんでしょうか。
うーん。厳しい現実。
そして福祉先進国:スウェーデンは神ですね。
「待機児童がほぼゼロ」とは!
場所にも寄ると思いますが、日本全国が待機児童ゼロってなかなかまだ実現できてませんよね?
ちゃんと希望通りの所に預けられて、仕事復帰できるのか、保育園申し込みしてから区役所から発表されるまでそわそわ・・・しますよね?
当時の周りの育休仲間が運よく5人程いたのですが、育休残期間も半年切ってくると話題は「保育園見学」や「申し込み結果までのそわそわをどう過ごすか」、「本当に預けられて復帰できるのか」、「浦島太郎な自分がちゃんと復帰できるのか」、「育児と仕事両立できるんか」に集中しますよね?
京都の友人は、フルタイムで親と同居ではない第一子でしたが、第3希望全て落ちたり、東京の友人は生後3ヶ月あたりから認可外に預けて点数を稼いでやっとの思いで認可に預けることができたり、まだまだ厳しいです。
そういう日本の現実を目の当たりにしていると・・・
スウェーデン、とっても素敵な国ですね。
上海の幼稚園・託児所事情って?
じゃ、移住先の上海はどうなんだろう?
「せかいじゅうライフ」さんの記事。
海外にこれから移住する人と海外在住者の助け合うサイト。
早速登録しました。
こういう情報サイトがあると便利ですね。
幼稚園は日系、ローカル、インターの3種類。
それぞれのメリット・デメリットを把握して、選ぶ。
ふむふむ。
幼稚園は何となくわかったけど、今通わせてるような保育園事情は?
!!!!!
ない???
衝撃!!!!!!
中国では「保育園」ではなく、3歳以下は「託児所」らしいです。
「保育園」がそもそもない理由は・・・
中国では夫や妻の両親がサポートしてくれるのが普通
たとえ、上海に住んでなくても、交代制で同居して孫の面倒をみられるそうです。
すごい!!
夫の会社では、3歳から教育費手当が出るので、1歳の息子はたまに「託児所」でお友達と遊ぶ環境に置くかどうするか、渡航してから考えようかなと思います。
私が上海で仕事するならば、「託児所」からの「幼稚園」となりますね。
またこの辺りは、渡航後に方向性が見えてきたら書きますね。
上海の幼稚園を調べ、見学をし、大体どの幼稚園にするか検討がついてきた頃、ふと疑問が。
「幼稚園に預ける海外のママさんって、どんな産休・育休をとって、どうやって復帰するんかな?」
と。
各国の育休・産休制度
アジア各国見ると、日本の育休は長い方なんですね。
そもそも産休はあっても育休という概念がないのですね。
各国アジアママが3か月くらいで復帰していく中、私は日本で1年間じっくり育児に専念できましたが、仕事面では復帰前に浦島太郎な自分に焦ったりも確かにしました。
ただシンガポール・マレーシア・香港・中国などアジア各国は、両親の手厚いサポートやベビーシッター・お手伝いさんのサポートなど、日本とは違ったサポート面もあって羨ましくも感じました。
内モンゴル出身の中国人の友人に聞くと、
「出産したら大体みんな3か月くらいで復帰するよ。」
「上海人はじいじ・ばあばがみてくれるし。」
「僕らみたいな内モンゴルとか、上海以外の人だと、どちらかのじいじ・ばあばが交代で数ヶ月ずつ上海に来て子供をみて貰ってるよ。」
驚きました。
だって内モンゴルてめっちゃ遠いのに・・・
先ほども紹介しましたが、じいじ・ばあば達がそれぞれ協力しあって、子供一人を育てる。
とっても家族愛がすごいですね。素敵だなと思います。
基本的には、女性も仕事するのが当たり前で管理職が女性なのも普通な中国。
仕事復帰は3ヶ月くらいが普通らしいです。
復帰が早い分、母乳育児に日本ほどこだわりはなく、粉ミルクでも育てるのが一般的。
どうりで、ドラッグストアの爆買いでオムツもだけど、日本製粉ミルクを買うママ達が多いのも納得ですね。
ちょっと話それまずが、各国の母乳育児事情も面白いのでご紹介します。
各国の母乳育児事情
母乳育児は大変…日本のママはこだわりすぎてない?世界の常識非常識
つくづく、日本のママって母乳育児でもそう、保育園事情もそう、普段のワンオペ育児もそう。
苦労が多すぎる。自分を責めすぎる。周りも日本のママに期待しすぎ。
スーパーマンちゃうねん。ただのママやねん。
「ああ!!」ってなった時は、自分の近くにいなくても世界にはこんなに気持ちが楽に子育てができる環境があるんだということを知って、自分が楽しく育児ができるペースを作れるといいですね。
子供の幼稚園、結局どうする?
ググった後に、一度移住前に上海へ幼稚園・託児所を見学目的に渡航しました。
自分で足を運んで、実際見学などして子供の反応や親目線で見ることは非常に重要。
これ、日本で保育園選びする時と変わらないですよね。
授業カリキュラム、園庭や食育、園の考え方etc・・・
納得いくまで6校くらい見学しました。
何校かは数時間保育してもらい、子供の反応がよかった園もありました。
耳からの吸収力が抜群な幼児期、移住をチャンスと捉えて、子供に中国語や英語を学ばせたいという夫の意向もあり、私もそうだな〜と思い、色々ググって聞き回った結果、我が家は、上海のインタースクール幼稚園に入園させる方針になりました。
二人の子供を現在認可保育園に預けて子育てをしており、保育士有資格者の立場として感じたこと。
上海のインター幼稚園はとっても教育熱心。
カリキュラムもびっちり小学校なみに決まってますね。
子供が楽しめそうなメニューもたくさん。親の自分がワクワクしました。
大気汚染のひどい日は室内遊びに変更したり、園内にプールがあったり、運動不足にならない工夫がありました。
どうせ海外に住むならば、いい機会と捉えて、外国文化に触れて欲しい。
喋れる程にはならなくても、片言喋れればいいかな。
日本語以外にも触れて、「へー。外国語で色んな国の人と会話するの、楽しい!」と思える経験をして欲しい。
そう思いました。
詳しくは、渡航して幼稚園を決め、無事登園スタートしたらご紹介しますね。
不安も、きちんと調べたり、実際に足を運ぶことで減ってきました。
何歳からでもその人が努力し、それなりに外国語を話す環境があれば、ペラペラになるんでしょうが、私は外大に入り、大学から英語・中国語を学びましたが、英語は「ぺ」、中国語は「ペラ」くらいなもんでした。
ユニバーサル激近に住んでるので、外国の方から道を聞かれることが結構多く、未だに道すらもろくにお伝えできない英語力です(泣)
耳から自然と入る時期に、外国語の環境を用意してあげるのはいいんじゃないかなというのが、自分も留学・学んでいる人としての結論です。
3歳くらいまでは日本語と外来語は自然と聞き分けられるらしいですね。すごい。
(「今でしょ!」の林先生からは反対されると思いますけど・・・)
しまじろうの記事も参考までに・・・
子供の幼稚園の方向性も決まってきました。
ホッ。
まとめ
お子さんの年齢・性格によるところが大きいですが、本人が少しでも新しい環境に興味があるなら母としてはサポートしてあげたいですよね。
4才保育園児ともなれば、新しい環境に対して大人が思っている以上にとても繊細。
慣れ親しんだ環境から海外へ、ゆっくり慣れて楽しんでくれるまで、側で見守ってあげれる余裕が母としてほしいなとつくづく思います。
海外転勤も奥様にとっては(私も)非常に憂鬱・不安ですが、子供にとっては、日本を出て、外国文化や習慣、言語を学ぶいい機会になれるよう、精一杯サポートできる母になりたいものです。
子供をサポートしていくうちに、自分も海外で子育てしているうちに学ぶことは多いはず。
日本でも学校について色々調べるように、外国でもしっかり調べて見学して、家族みんなが納得いく学校選びができるといいですね。
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