前回は「夫が海外転勤!!妻いよいよ行動(証券・児童手当etcお金編)」をお送りしました。
今日は主人の単身赴任生活がいつの間にか5年になりかけの我が家の家族の形について書こうと思います。
今どき、単身赴任で家族が一時期バラバラに過ごす家族も多いですね。
引用:社会実情データ図録
「単身赴任者」自体のデータは存在せず、近い数字らしいですが、こんなにいるんですね。
2015年で750万人、男性の40代から50代が特に多く、毎年増加傾向みたい。
そして私の場合もそうでしたが、
妻が仕事をしているケースもあったり、
受験を控えているお子さんがいたり、
親の介護があったり、
会社が経費削減で単身赴任を推奨したり、、、
必ずしも家族がついていく選択がしずらいこともあります。
単身赴任中の「浮気」、「不仲」、「離婚」など個人的にもす〜ごく気になるネタがネットに転がってますし。。。
家族の形は、家族の数だけあるんでしょうが、
主人の単身赴任中は、私たち夫婦も一緒に暮らしていた時より本当にケンカが絶えず、コミュニケーションも減ってしまいました(汗)
単身赴任のきっかけ
主人は商社の営業マンをしてます。
ただいま、結婚9年目。
約5年前、結婚4年目、第一子を授かり、臨月でもうすぐ妻の私が産休に入るタイミングで、広島転勤の話が来ました。
広島の福山市に、新規事務所を立ち上げるということで、マンションを借りて「住まい兼事務所」を主人一人ぼっちで担当ということでした。
臨月の大きなお腹で、広島県福山市駅前付近のマンションに主人の引越し荷物を会社のワゴンで大阪市内から運び、家電屋で「単身暮らし家電セット」を一緒に購入したのを覚えています。
臨月の時に、ちょうど主人が頑張っていた仕事の取引先が広島に多く、事務所出しちゃえという感じになったのが、単身赴任のきっかけでした。
主人のキャリア視点だと、とても素晴らしいこと。
新規事務所立ち上げを一人で任されるまで、会社から期待されてるということだし。
新卒から雑用ばかりと小言を言いながら頑張って、営業として成績を残したんだろうな。。。と妻としても嬉しいです。
ただ家庭視点だと、初めての出産が目の前で主人が側にいないのは、本当に不安&軽く主人の会社に不満を感じたものでした。
単身赴任vol.1広島編
私は産休に入り、出産〜産後1ヶ月までは主人実家:滋賀県でお世話になり、
そのあとは福岡県(自分の実家)→広島県(主人単身赴任先)→大阪(自分:妻・娘の住まい)を幼い娘と3週間くらいの単位で往復する生活をしました。
ベビーカー(コンビのめちゃかるハンディ)は2年くらいで潰れました。。。
移動が多すぎる母子でした。
初めての広島。
尾道(おのみち)など観光地を楽しんだり、近所のスーパーの広島焼きの美味しさに感動したり、
数週間おきの新幹線移動は本当に大変でしたが、頑張って仕事している主人をマジかに見ながら初めての子育てをするのを楽しみました。
色んな場所でオムツ・お尻ふきなどを買い揃えて、交通費や育児用品など余計にお金がかかりました。
私の育休手当が無ければ、本当に金銭的に厳しかったと思います。
ただ、振り返ると「自宅兼事務所」ならではの楽しい家族時間を過ごしました。
まあ、「たまに頑張って仕事している主人の所に遊びに行くのは、新鮮でいいなあ・・・」と感じていました。
実は、臨月で広島転勤が決まった時、福岡の実父が末期がんで介護が必要でした。
離婚して一人の父は、10年来の彼女宅近くで一人暮らしをし、普段は彼女さんに介護してもらったり、デイサービスを使ったりしてましたが、体調が悪化していたため、
「孫を見せたい」という思いもあり、住んでいる大阪を離れ、福岡で介護を手伝いながら、単身赴任中の主人がいる広島、と3箇所を行き来しました。
初めての子育てと初めての遠距離介護で主人は単身赴任。
初めての育児でオムツ替えに慣れた頃、たまに動けない父のトイレの世話もしたり、色々初めてのことが多く、排泄のお世話は特に戸惑いました・・・
介護をされてる方は、必ず通る道なんでしょうね。
「家族が近くにいる」というありがたさを本当に身に染みて感じた日々でした。
単身赴任vol.2東京編
広島転勤が1年を過ぎ、娘も1歳になり、大阪で仕事復帰のための「保活」も成果があり、保育園も無事に決まる。
でも「仕事復帰前の産休中のママたち」はみんな同じでしょうが、
ママとして充実した生活を送っているが、社会人としては浦島太郎になってしまった自分を取り戻すことと、仕事と子育てを両立できるか不安をかなり抱えてると思います。
私もその一人でした。
そんな不安な中、職場の仲間や上司に支えられながら、なんとか復帰も無事し、通常業務をこなして生活してました。
早く広島から単身赴任を終えて大阪にもどってきて、一緒に子育てをして欲しい!
1歳児のワンオペ育児は、病気されたら本当にきつい・・・
そう思い続けながら、ワンオペ育児&フルタイム勤務をこなしながら、数ヶ月過ぎ。。。
大阪に帰って来てくれるのを今か今かと待ち続けて頑張って、ワンオペ育児&フルタイム勤務してたので、本当に衝撃&ショックでした。
好きな仕事をしていたので、東京について行くのは、ちょっとすぐに返答できませんでした。
そして何より、やっとの「保活」で入れた保育園。
食育も運動も教育もしっかりしている評判の保育園。
絶対に出たくない。
出て、東京で転職中で絶対に保育園なんて入れない・・・
ニュースや東京に住んできる友達の「保活」がどれほど大変かを知ってるからこそ、今は無理・・・・と思う日々。
首も座らない3ヶ月くらいで認可外保育園に預け、点数を稼いでやっと1歳過ぎに認可保育園に入れた・・・と本当に苦労している友人がいました。
そんなこんなの中。
毎週末、東京から大阪に夜行バスで帰ってきてくれてたのですが、ありがたいことに二人目を授かりました。
その間に主人は広島から東京へ単身赴任2年目を迎えました。
二人目の陣痛がきた時は、病院に行く数分前まで
「あ、陣痛こんくらいの感覚と痛みならまだええわ。」
と掃除してました(笑)
二人目ともなると、おかんも強くなります。
そんな調子で、主人にも
そんな感じでした。
結果、二人目の赤ちゃん(息子)はパパの帰りを待って生まれて来てくれました。
我が家は一人目も二人目も出産・0歳育児中は、主人は場所は違えど「単身赴任」でした。
単身赴任vol.3上海編
正直、ここから本当に夫婦仲が急速に悪化しました。
広島・東京とすでに4年弱、主人は単身赴任してました。
しかも3歳・0歳の育児があり、二人目の臨月までフルタイム勤務でワンオペ育児してきた疲れが一気に来ました・・・
おかんが若い&体力があるならば違うのでしょうが、私はもう30代後半アラフォーに突入しており、
「気力」は普通の男性以上ですが、「体力」が普通の女子以下です(泣)
話はそれますが、二人目出産後は、太った体型が悲しいくらい戻らないまんまです・・・
「気力」だけで子育て&仕事できるなら、なんぼでもできる自信があるんですが、「体力」は歳と共にやっぱり衰えますね。
もうわけわからんです。
冷静に。冷静に。
主人のキャリア視点だと、
広島事務所立上げ無事終え、後任者引き継ぎも終了
次は東京で営業成績をあげる、多分成功?
次は海外。上海でもっと営業成績伸ばしてくれ!!!
いいことです。すんばらしい!!!
でもね、家庭視点だと、めっちゃくちゃ。
いや、普通に妻が仕事辞めてさっさとついて行けばいいやん。
そういう意見もあるでしょう。
でもね。
- せっかく入れた保育園&仕事のバランスができてて、
- 苦労して買ったマンションに愛着があって、
- 大阪大好き。
- ユニバーサルが公園みたいに使える近さで便利。
- 友達も関西に多い。
- 仕事も割と好き。
だと、なかなか離れられないものです。
「単身赴任」について行くか、行かないか。
今どきの奥様たちは悩む方もそれなりにいらっしゃるんじゃないかと思います。
一人目産休後、仕事復帰して間も無く、断乳してホルモンバランスが急に崩れたのか、商談中に気分が悪くなってトイレに駆け込んだり、貧血で倒れたりが増えて来ました。
もう「体」が限界を迎えて来ました。
二人目産休中に、上海赴任の話が出て、悩みに悩んだ結果、退職しました。(詳しくは別記事で)
そして「心」もです。
昼間は旦那が忙しい、夜は子育てでママが忙しい。
WECHAT(中国のLINEみたいなもの)で動画通話してても、0歳の息子がスマホを奪って、ろくに会話ができない
と続き、「心」も疲弊して来ました。
育児を手伝ってくれる両親がそばにいれば状況は違うのでしょうが、我が家の場合、共に両親は遠距離でした・・・
この頃から喧嘩が絶えなくなりました。
記事を書いてる今日から5日前も「離婚」という言葉を出して喧嘩しちゃいました。
主人のお給料も上海と日本に分かれてて、「家計の管理」がしずらく、「お金」について大げんか。
クリスマスに仕事でたまたま帰国して来た、旦那のマツキヨでの「爆買い」に
もう永遠に喧嘩ですわ。
もう喧嘩が終わりません。
私は上海赴任の話の時、二人目産休中で悩みに悩んで、「退職」の道を選びました。
そんな今「無職」になった私に、
「俺がいないと、生活できない」的発言をするダンナを許せなくなり、
経済力がなくなった自分が何より許せませんです。
ダンナ&子供達が寝静まった後、「離婚」後どんな生活になるか考えた結果、踏みとどまりました。
大げんかをたくさんして、クリスマスを大阪で終え、昨日ダンナを関空まで車で送迎しました。
5年の単身赴任生活を振り返って
約5年単身赴任生活をした我が家の場合。
答え。
「やっぱり、家族は一緒にいた方がいい」
です。
細かなコミュニケーションがLINEやWECHATやスカイプ等「便利ツール」があっても、
やっぱり「間接」ではなくって「直接」顔を合わせて話すには叶わないです。
子供が小さいと、スマホ会話も邪魔されるので特にそうです。
電波が安定しないこともたたありますし。(国によるでしょうが)
リビングとか「同じ空間」にいて何気ない空気感を共にする
この「当たり前の日常タイム」が本当に、夫婦には大事なんですね。
お互いに感謝したり、褒めあったりももちろん大事。
(なかなかできませんがね)
我が家の出した結論は、
「ケンカしょっちゅうしても、一緒におる。」
です。
3年以内の単身赴任のケースが一番多いらしいですが、3年以上なら一緒に生活する選択もありだと思います。
個人的には、小さい子供達のお世話が最優先で、ダンナをお粗末にしていたことも反省してます。
上海に行って家族一緒に5年ぶりに生活スタートしたら、お仕事頑張ってるダンナさんを大事にしようと思います。
(多分)
まとめ
「家族の数だけ、家族のあり方がある。」
単身赴任のあり方だって、人それぞれ。
でも単身赴任期間が長くなるほど、ケンカも相当増え、すれ違いも本当に増えました。
そういう「不仲」期間を乗り越え、これから我が家は上海で「家族一緒」の生活を再スタートします。
「不仲」期間を乗り越えれば、また強い「絆」が生まれるか、さらにケンカ増えるかは、夫婦お互いの努力次第ですね。
「亭主元気で留守がいい」という格言。
「結婚は忍耐が大事」というお義母さんの格言。
先輩夫婦の言葉を噛み締めながら、日々過ごしてます。
「単身赴任」を経験されてる皆さんはどうでしょうか?
我が家のケースも「ふ〜ん、そんな家庭もあるんやね。」とこれから単身赴任になる人に少しでもお役に立てればなと思います。
でわ。
旦那さんが上海へ行って1年になりました。出費のあたりと、テレビ電話をして1歳の子供がiphoneを奪いとり、かじるので、めっちゃわかるー!!!と笑ってしまいました。私たちも上海へ行き一緒に住む方向で動き出しています。他の記事も最近の事情がよくわかってありがたいです。また来ます。
初めまして。こんにちは〜。共有できるところがあって、すっごく嬉しいです。こういうやりとりが生まれるのもブログ続ける励みになります。上海へ来られるご準備されてるんですね〜。色々あると思いますが、今いる日本を楽しんで上海も子供とわちゃわちゃ楽しんじゃいましょ〜!!待ってま〜す(^^)